喉の症状でお困りなことはありませんか?
このような症状でお困りな方はご相談ください
🔷のどが痛い
🔷のどが腫れている
🔷のどに違和感がある
🔷食べものが飲み込みにくい
🔷声がかすれる
扁桃炎
急性扁桃炎
急性扁桃炎は、ウイルスや細菌によって起こる扁桃腺の病気のことです。子供から大人まで発症するといわれていますが、小さな子供を中心に30代くらいまでの若い年齢層によく見られる病気です。のどにはいくつかのリンパ組織のかたまりがあり、体の抵抗力(免疫力)をつくるとともに、鼻や口から細菌が気管や肺へ侵入するのを防ぐ働きをしています。
これらのリンパ組織は扁桃といわれ、一般に扁桃腺と呼ばれる口蓋扁桃のほか、アデノイド(咽頭扁桃)、舌根扁桃、耳管扁桃などがのどを囲んでいます。
疲れがたまっていたり、風邪をひいて体力が落ちているときなど、いろいろな病原体に対して免疫力が不十分な場合、病原菌やウイルスが増えていくことがあります。
この際、喉の免疫器官の口蓋扁桃が病原体とたたかって赤くはれている状態が急性扁桃炎になります。これらは、急性と慢性に分かれています。
扁桃周囲炎・扁桃周囲腫瘍
扁桃周囲炎(へんとうしゅういえん)とは、扁桃周囲の組織の細菌感染症です。
扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)は、扁桃の奥に膿が蓄積したもののことをいいます。
のどに感染した細菌(通常はレンサ球菌およびブドウ球菌)が、ときには周囲の組織の深いところまで広がることがあります。この状態のことを扁桃周囲炎といいます。
細菌がとめどなく増殖すると、膿がたまって膿瘍が生じることがあります。膿瘍は扁桃に隣接する部分(扁桃周囲膿瘍)またはのどの側面(副咽頭間隙膿瘍)に生じることがあります。典型的には、扁桃周囲膿瘍はのどの内側へと膨らむのに対し、副咽頭間隙膿瘍は首へと突出します。副咽頭間隙膿瘍の方が扁桃周囲膿瘍よりも、範囲が広くより危険です。
扁桃周囲炎と扁桃周囲膿瘍は、青年と若い成人で最もよくみられる症状です。
喉頭がん
喉頭がんとは喉頭にできるがんのことをいい、喉頭がんは頭頸部がんの1つです。がんができる場所によって、「声門がん」「声門上部がん」「声門下部がん」の3種類に分けられています。
この中で最も多いのは声門がんで、喉頭がんの半数以上を占めます。
声門がんは進行するまで転移しないことが知られています。声門上部がんと声門下部がんは周辺のリンパ液の流れが豊富なためリンパ節に転移しやすいという特徴があります
咽頭がん
咽頭がんとは咽頭にできるがんで、できた部位により上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんの3種類に分けられます。
咽頭がんの発症要因は過度の飲酒、喫煙に深く関わっていると言われています。
さらに上咽頭がんについてはEBウイルスの感染、中咽頭がんについてはパピローマウイルス(HPV)の感染の関与が大きいとされています。
声帯ポリープ
声帯ポリープとは、声帯に膨らみ(ポリープ)ができることで、声帯がうまく閉じず、振動も邪魔されるため、発声しにくくなる病気です。
声を酷使したり、風邪や喫煙などにより炎症を起こすと声帯の粘膜に充血が起こります。充血している時に大きな声を出すなど声帯を酷使してしまうと、声帯粘膜の血管が破れて内出血し血腫ができてしまいます。血腫ができて腫れた状態で大きな声を出し続けるとポリープになってしまいます。
声帯麻痺
声帯麻痺とは、声帯をコントロールする筋肉を動かせない状態のことを言います。
麻痺の原因としては腫瘍、外傷のほか、神経損傷などの原因が考えられます。
声帯麻痺があると、声帯の開閉が妨げられ、発声、呼吸、ものを飲み込む動作が影響を受けてしまいます。麻痺があると、食べものや飲みものを気管や肺に誤って飲み込む(誤嚥する)ことがあります。