耳のことでお困りなことはありませんか?
下記のような症状でお困りな方はご相談ください
🔷耳が痛い
🔷耳の中でキーンという音がする
🔷耳がかゆい
🔷めまいがする
🔷周囲の音が聞こえづらい
耳によくある病気・疾患について
中耳炎
急性中耳炎
急性中耳炎とは、おもに細菌が中耳腔へ感染することによっておこることを言います。 ほとんどの場合、鼻の奥(上咽頭)の細菌が、耳管を経由して中耳腔へ侵入して感染を起こします。 子供に多く発症するのは、耳管が大人と比べて、短く真っすぐなので、細菌が中耳へ侵入しやすいためと考えられています。お子さまは発熱のみを訴え、耳痛を訴えないこともあるため、注意が必要です。
慢性中耳炎
慢性中耳炎とは、急性中耳炎が治らず、鼓膜に穴が開いたままとなり、耳だれ(耳漏)を繰り返す病気のことをいいます。 穴の大きさにもよりますが、難聴と耳閉感(耳が詰まった感じ)を伴います。慢性中耳炎は主に慢性穿孔性中耳炎と癒着性中耳炎の2種類に大きく分けられ、いずれも聴力に大きく関与する鼓膜や耳小骨に異常が生じるもので、治療には基本的にこれらを修復する手術が必要となります。
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)とは、鼓膜の奥の中耳という場所に滲出液という液体がたまる病気です。
耳とは鼻は「耳管」という管でつながっている、気圧の調整などをしています。
耳管が上手く働かないと、粘膜からしみ出てきた浸出液が中耳腔にたまっていきます。
痛みがないため気がつきにくいことが多い疾患ですが、小児の難聴の原因としては最も多いもので、慢性化すると難治性になることがあり注意が必要になります。
外耳炎
外耳炎とは、外耳道(耳の穴から鼓膜まで)で炎症が起こった状態のことを言います。
耳を強くかいたり、耳掃除の時に傷つけたりして、傷口から細菌が侵入して起こることが多い病気です。
耳の痛みやかゆみ、耳閉感、聞こえが悪いなどが主な症状で、進行すると黄色または白色のにおいのきつい耳だれが出たり、激しく痛んで夜眠れなくなったりすることもあります。
硬いもので耳かき・耳掃除をすると外耳道の皮膚を傷つけ、外耳炎の原因となりやすいので、
できるだけ優しく耳の掃除をするように心がけるようにしましょう。
その他症状
突発性難聴
突然はっきりとした原因もわからないまま起こる難聴で、感音難聴のうち、原因がはっきりしないものが突発性難聴に分類されます。
通常、片方の耳で起こり、急激に聞こえが悪くなる、耳鳴り、耳の詰まり感、めまいなどの症状が現れることがあります。
原因はわかっておらず、細菌感染、内耳の血流障害、ストレス、疲労などが発症に関わっているのではないかと考えられています。
突発性難聴の原因はわかっていないため、有効な治療方法が確立されていません。
そのため、患者さまに合った治療方法を一緒に選んでいきましょう。
日々のストレスや疲労がないように過ごしていくことも重要になってきますの
日常から日々のストレス、疲労のない生活を心がけましょう。
顔面神経麻痺
顔面神経麻痺とは、顔面の筋肉を動かす神経に麻痺が生じる病気です。 中枢性のものと末梢性のものに分けられており、中枢性のものは、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などを原因として発症します。 一方で、末梢性のものは、主にヘルペスウイルスの再活性化が原因とされております。割合としては、末梢性の顔面神経麻痺が大部分をしめます。
メニエール病
メニエール病とは、「激しいめまい」「耳鳴り(片方の耳だけ)」「聞こえの悪さ」などの症状が同時に起こり、かつ繰り返される病気のことです。
主な原因は内耳でのリンパ液の滞留で、そのほかストレスや疲労、睡眠不足なども関与しているとされています。
目がぐるぐると回るめまい、体の浮動感、聞こえの悪さ、耳閉感などの症状が同時に現れ、かつこの症状が繰り返し起こります。この「症状が繰り返し起こる」という点が重要で、これがあってメニエール病と診断されます。
メニエール病はストレス、疲労、睡眠不足などの生活習慣も関与しているため、生活習慣の改善も重要となります。
良性発作性頭位性めまい症
良性発作性頭位性めまい症とは、発作的に突然、頭の位置を変えた時におこる良性のめまいのことです。 生命の危険がなく、後遺症も残らず、治療をしなくても自然と軽快することも多く、ぐるぐるまわるようなめまいの原因として一番多いとされています。
良性発作性頭位めまい症は特別治療をしなくても数日から2週間程度で軽快することが多いですが、中には難治性で1ヶ月以上症状が続く場合もあります。頭をわざとめまいのする方向へ動かすことがとても有効です。
頸性めまい
頸性めまいは頸部を回す・ひねる・伸ばすなどの動作によって起こってしまい、一過性であるが何度も繰り返してしまう可能性もあります。回転性めまいが多く、気が遠くなるような感じがすることもありますが、聴力低下や耳鳴りを伴うことは少ないと考えられており、原因としては椎骨動脈血流障害・頸椎骨棘形成による椎骨動脈圧迫・交感神経の異常があります。
補聴器のご相談
補聴器は、町の眼鏡屋さんや電気屋さん、あるいは通信販売などでも購入することもできます。
しかし、「せっかく購入したのに、ちゃんと聞こえない」「耳に合わない」などということをお伺いすることがあります。
自分に合う補聴器を選択するためには、しっかりとした診断・聴力検査・調整などが重要です。
お一人おひとりの生活環境や聴力にあった調整を何度も繰り返し、その方の耳に合ったものを作っていく必要があります。
当院では認定補聴器技能者が患者さんに合わせて来院し、オーダーメイドで調整させていただきます。
補聴器のことでお困りでしたら、お気兼ねなく当院にご相談ください。